top of page
執筆者の写真Emmy ADDITION-B

プロテクティブスタイルとしてのブレイディング



以前より、アメリカの各州でアフロテクスチャーのナチュラルヘア、いわゆるカーリーヘアやアフロ、ブレイズ、コーンロウやドレッドのブレイディングスタイルなど黒人特有のヘアスタイルに対する偏見やいじめをやめさせようという『THE CROWN ACT(クラウンアクト)』という運動が行われています。


実際にクラウンアクトの運動により、カリフォルニア州、ニューヨーク州をはじめ、今のところ全米で8州がヘアスタイルによる差別を禁止する上案が可決しています。

簡単にいうと、今までだとブレイズやドレッドが学校や仕事で禁止されていたのが、自由になったということ。ブレイズで学校に行って髪を先生に切られたり、ドレッドで仕事に行って仕事をやめさせられたりすることがなくなります(そういう行為は違法になります)。


日本では、ダンサーやラッパーなどが髪を編んでるイメージが強くカッコいいけど不良っぽく見えがちですが、

なぜ、黒人がコーンロウやブレイズなどをしているのかわかりますか?


黒人の地毛は元々縮毛。ミックスになると多少カールが緩くなったりもしますが、そのままにしていると髪の毛は広がり、乾燥し、絡まりやすくなります。


それを保護するためのヘアスタイルがブレイディングスタイルです。

英語では『PROTECTIVE STYLES(プロテクティブスタイルズ)』と言われています。


利点としては、

  1. 髪が広がらない(まとめやすい)

  2. 乾燥からの切れ毛防止になる(保湿しやすい)

  3. 頭皮のケアがしやすい(*長期間のブレイズだと欠点にもなりうる)

  4. 髪が伸びやすい(切れ毛が少なくなるため)

  5. 髪型のバリエーションが増える

  6. エクステによりカラーが楽しめる

5と6については、ファッション性になりますが強い縮毛になると、髪が縦(上方向)横に広がるだけで下には伸びないので、髪を長くしたりまとめたりするためには日常的に必要なスタイルになります。


日本においても人種が多様化してきているので、学校や職場でもプロテクティブスタイルならOKになるといいな〜と思います。




Comments


bottom of page